2001.12.13:平成13年第5回定例会

◯36番(黒子秀勇樹)登壇 私は公明党市議団を代表して、本市の21世紀の特別支援教育並びに早良の豊かな自然を生かしたまちづくりについて質問をいたします。
まず初めに、特別支援教育についてです。
国は21世紀の特殊教育のあり方について幅広く検討を行うため、平成12年5月に21世紀の特殊教育のあり方に関する調査研究協力者会議を設置し、各方面からの意見を踏まえて、本年1月、最終報告を行いました。最終報告では、社会のノーマライゼーションの進展、障害の重度、重複化や多様化、教育の地方分権の推進など、特殊教育をめぐる状況の変化を踏まえ、特殊教育全般にわたる制度の見直しや施策の充実について具体的な提言を行っています。本市においても、報告で提示された制度の見直しや施策の改善、充実の成果を踏まえ、今後とも障害種別の枠を超えた養護学校のあり方や小中学校等における特別支援教育のあり方等について検討を行っていく必要があります。
そこで、本市の障害児教育検討委員会の検討状況についてお尋ねします。国の最終報告では、教育委員会が児童生徒の障害の種類、程度、小中学校の施設、設備の状況等を総合的な観点から判断し、小中学校において適切に教育を行うことができる合理的な理由がある特別な場合には、養護学校等に就学すべき児童生徒であっても小中学校に就学させることができるよう就学手続を見直すこととあります。
そこでまず初めに、就学指導のあり方についてお伺いいたします。本市の適正就学相談において、過去5年間の保護者の意向と判定結果との不一致の割合とその主な理由について示してください。また、本市の特殊学級の設置基準と設置状況について、各区ごとに小学校と中学校に分けてお示しください。あわせて、地方分権一括法の施行に伴い就学指導委員会の位置づけが失効し、法令に基づき教育委員会の判断と責任で行うようになっています。今後の就学指導の進め方についてお示しください。
次に、医療的ケアを必要とする児童生徒等への対応についてお伺いをします。保護者が家庭で日常的に行っている医療的ケアを教育の場でも必要とする児童生徒への対応について、特に肢体不自由養護学校における医療的ケアの現状についてお示しください。
次に、通常学級に在籍する学習障害LD児、注意欠陥多動性障害ADHD児、高機能自閉症児等、特別な教育的支援を必要とする児童生徒についてです。LD児等については、その実態を把握し、判断基準や指導方法を確立することが必要であります。学習障害、LD児やその周辺児に対する教育支援の現状と教職員及び保護者に対する理解、啓発のための研修など、現在の取り組み状況について示してください。
次に、養護学校や特殊学校における学級編制及び教職員の配置についてお伺いします。養護学校や特殊教育については、学級という概念にとらわれず、より柔軟に工夫を凝らして多様な学習指導の場を設定することが求められています。子供1人1人のニーズを踏まえた適切な学級編制基準を定める必要があると思います。学級編制については、どのようになされているのかお聞かせください。また、地域社会の多様な人材を活用することにより、幅広い指導スタッフを整備する必要があると思いますが、整備状況についてお示しください。
次に、特殊教育教諭免許状の保有率の向上及び今後の免許状のあり方についてお聞きします。まず、本市の養護学校教員の養護学校教諭免許の保有状況について、小、中、高別にお示しください。また、養護学校の別枠採用を実施している自治体の状況についてもお示しください。国の最終報告では、教育委員会はすべての養護学校の教員が免許状を保有することを目指し、具体的な改善の目標及び計画を策定し、採用、配置、研修等を通じた取り組みを進めるということになっています。養護学校教諭免許状保有率の向上のためにどのような取り組みがなされているのかお聞かせください。
次に、特殊教育を推進するための条件整備についてです。学校施設については、障害のある児童生徒等が支障なく学校生活を送ることができるようにすることはもちろん、地域社会における学校活動や交流活動を行う場として利用される施設であることから、高齢者や障害者が円滑に利用できるよう施設のバリアフリー化を進める必要があります。養護学校や小中学校等におけるエレベーターやスロープ等、障害のある児童生徒等の学習環境の整備状況について示してください。
次に、早良の豊かな自然を生かしたまちづくりについてです。
早良区は福岡市の西南部に広がる地域で、南西には脊振の山がびょうぶのようにそびえています。この脊振の山々から流れ出る室見川が早良区一帯を潤して、豊かな山林や農地をはぐくんできました。室見川が早良区に入る曲渕、野河内は水と岩のすばらしい景勝の地で、市民の憩いの場となっています。脊振連山の北側に早良、南、城南の3区にまたがる標高592 メートルの油山があります。都心に近い場所で自然が残されているので、これまで市民の自然との触れ合いの場として親しまれてきました。以上のような早良の魅力を踏まえて豊かな自然を生かしたまちづくりについて質問をしていきます。
まず初めに、荒平山の整備についてです。荒平山は油山の南西の尾根にある標高395 メートルの山で、荒平山の山頂には、戦国時代、早良一帯ににらみをきかせていた小田部鎮元の安楽平城跡が残り、歴史的にも貴重なものであります。また、安楽平城跡に至る登山道の周辺は、油山の豊かな緑が広がる自然の宝庫となっており、市民に四季折々、自然の移ろいを観察させてくれています。このため、地域の住民団体が荒平山を紹介するために登山道の調査や確認を行うなど、自主的なまちづくりの機運が広がってきています。そこで、地域住民が主体的に取り組むまちづくり活動について本市はどのような支援をしているのか、その内容についてお聞かせください。
また、地域のまちづくりに周辺の里山を市民が散策や山歩きなど、自然と触れ合える場づくりを行える事例として、西区の飯盛山地区の森林空間総合整備事業、通称飯盛山ふるさとの森は最も効果的なものであると思います。聞くところによるとこの事業は、国の補助事業の導入と地元の山林地権者の協力により市が整備したということであります。その整備内容はどのようなものか、その概要について示してください。
次に、室見川緑地・河畔公園の整備についてです。室見川緑地・河畔公園は、散策、ジョギング、サイクリング、休養等の場として多くの市民に活用されています。室見川緑地・河畔公園を含む室見川水系を生かしたまちづくりについては、子供からお年寄りまで幅広い層に楽しんでもらう企画や地域活性化策が必要であります。室見川緑地・河畔公園の活用について、どのような方法で市民から意見や要望を吸い上げているのかお聞かせください。また、今後の活用のあり方にどのように反映させていかれるのか示してください。あわせて、室見川緑地・河畔公園のこれまでの整備状況と今後の整備計画についてお示しください。
次に、国民宿舎千石荘跡地の活用についてお伺いします。昨年12月議会で私の千石荘の廃止問題に対する質問に対して、経済振興局長は、跡地利用については、地域の皆様の意見を伺いながら地域の住民の方との話し合いを密にして協議していきたいと答弁されています。いつ、どこで、だれから、どのような意見を聞き協議されたのか、具体的に示してください。また、地域住民の方に千石荘の跡地検討のアンケートをされたと聞いています。アンケートの内容とその結果についてお答えください。
先日、千石荘の跡地を利用する民間事業者を公募するとの報道がありました。千石荘の跡地については売却し、民設民営による公募をするということですが、公募要件及び今回の決定に至るまでの経緯と今後の事業者選考までのスケジュールについてお示しください。
以上で1問目を終わり、2問目以降は自席にて行います。

◯副議長(安河内洋捷) 生田教育長。

◯教育長(生田征生) 障害児の教育に関するお尋ねについてお答えをいたします。
まず、適正就学指導委員会の判断と異なる教育の場に進んだ児童生徒の割合でございますが、平成9年度から平成13年度までを順に申しますと、18%、25%、20%、23%、17%となっております。不一致の理由といたしましては、各児童生徒それぞれ理由があるわけですが、概括して申し上げますと、他の児童生徒のように自分の地元の学校に通わせたいという保護者の思いなどが挙げられると思います。
次に、特殊学級を設置する場合の要件でございますが、対象となる児童生徒が一定数いること、それから教室の確保ができること、学級の継続が見込めることといたしております。本市では、知的障害、情緒障害、難聴、肢体不自由、病弱、弱視の各障害に応じた特殊学級を設置しておりますが、各区ごとの設置状況は、区、小学校、中学校の順で申し上げます。まず、東区、7校、6校、博多区、8校、4校、中央区、6校、2校、南区、8校、6校、城南区、8校、3校、早良区、4校、2校、西区、3校、3校でございます。全市で言いますと、小学校が144 校中40校、中学校は68校中26校の設置となっております。
それから次に、今後の適正就学指導の進め方についてでありますが、これは国の動向を見ながら、また障害児教育検討委員会において専門的な立場から多面的に検討を行っているところでございます。教育委員会としましては、その最終報告を受けて今後どのように就学指導を進めていくか等の方向性を出していきたいと考えております。
それから、肢体不自由養護学校におきます医療的ケアの現状ということでございますが、本市の2校の肢体不自由養護学校には、口やのどの切開部から器具を使ってたんや唾液を吸引したり、あるいは口からの食物摂取が困難であるため、管を使って液状にした食物を直接胃に送るなどの医学的ケアを必要とする児童生徒が29人通学いたしております。学校におきましても、保護者の方が医療的ケアを行っている現状でございます。
それから、学習障害児などに対する教育支援の現状についてでございます。学習障害児などが在籍いたします学校においては、担任が指導の内容、方法を工夫するとともに、放課後などに個別の指導を行っております。また、児童生徒の障害の種類や程度によっては、通級指導教室で専門的な指導を行っております。
次に、学習障害児などに対する研修等の取り組み状況でございますが、校長を初め教職員や保護者あるいは市民の方を対象とした研修講座、講演会を実施いたしております。それから、平成12年度に作成をいたしました学習障害児などの指導方法等に関する教師用の手引書を各学校が活用して学習障害児などに対して適切な指導が行えるよう、教育委員会としまして校内の研修会などへ指導主事を派遣し、教職員の指導力の向上などに努めているところでございます。
次に、養護学校の学級編制についてでございますが、国が定めた学級編制の標準に基づいて都道府県教育委員会が学級編制の基準を定めることになっております。市町村教育委員会は、都道府県教育委員会が定めた学級編制の基準に従いまして、都道府県教育委員会と協議をしてその同意を得た上で学級編制を行うという制度になっております。そのため、本市独自に学級編制の基準を定めることは困難な状況でございます。本市といたしましては、養護学校の学級編制の基準等が改善されるように今後とも福岡県教育委員会へ要望をしてまいります。
それから、地域社会の多様な人材などの活用ということでございます。養護学校、それから特殊学級における教職員の配置につきましては、現在、養護学校等におきます教育活動の専門性や教育力の維持、向上を図るために、養護学校教諭免許の有無や、あるいは障害児教育に対する熱意等を考慮して教職員の人事配置を行っているところでございます。また、各学校の実情を踏まえまして、児童生徒の安全確保、校内移動、身辺処理の介助のために校内介助員などを配置しているところでございます。今後とも、障害児教育に熱意を持ったすぐれた教員の確保や、あるいは児童生徒の障害の種類や程度に応じて介助員等の配置に努めてまいりたいと考えております。
それから、本市の養護学校教員の養護学校教諭免許の保有状況でございますが、平成13年度におきまして養護学校全体では439 人中154 人ということで35%になっております。分けて言いますと、小学部では186 人中98人、中学部では140 人中31人、高等部では113 人中25人というふうになっております。
次に、養護学校として別途の採用試験を実施している自治体等についてというお尋ねでございますが、12の政令市のうちに市独自で養護学校の区分で採用試験を実施している政令市は1市でございます。それから、県におきます養護学校採用試験合格者の中から採用している政令市が2市でございます。本市を含めまして、小中学校の採用試験合格者の中から必要に応じて養護学校に採用しております政令市が9市でございます。
それから、養護学校教諭免許の保有率向上に関するお尋ねでございます。現在、採用試験や人事異動に際しまして、養護学校教諭免許の有無に配慮をするなどして人事配置に努めているところでございます。また、養護学校教諭免許を有していない教員に対しましては、免許法認定講習の受講による免許の取得の促進に努めているところです。今後とも、養護学校におきます免許保有率の向上に努めてまいりたいと考えております。
それから最後に、障害のある児童生徒の学習環境の整備状況でございます。養護学校におきましては、スロープや手すり等を備えたバリアフリー設計の校舎として整備をいたしております。また、肢体不自由養護学校2校、それから知的障害養護学校1校、それに病弱養護学校1校にエレベーターを設置いたしております。それから、小中学校におきましてはスロープや手すり、障害者用トイレ等の必要な整備を、新築、増改築時や大規模改修時にあわせて行ってきたところでございます。
それから、先ほど申し上げました特殊学級の設置の状況の中で、ちょっと数字を間違って申し上げたようでございます。城南区は4校と3校が正しゅうございます。訂正させていただきます。以上です。

◯副議長(安河内洋捷) 永松市民局長。

◯市民局長(永松正彦) 御質問の荒平山の登山道活用を含めた地域住民主体のまちづくりの活動に対する支援につきましては、区役所におきましてまちづくり活動支援事業を実施いたしております。その支援内容につきましては、市民みずからが発意、企画し、自主的に取り組む活動に対しまして財政支援を行うとともに、まちづくりに関する情報提供、人材育成など多様な支援を行っているところでございます。
次に、室見川緑地・河畔公園の活用につきましては、平成12年度、早良区が区民4,000 人を対象にアンケートを実施しております。早良区の魅力として室見川が最も多く挙げられたことから、平成13年度にスタートした早良区の区の魅力づくりのテーマに「室見川水系を活かした区の魅力づくり」を掲げて、市民の自由な発想により取り組みを進めているところでございます。今年度は小中学生や大人のワークショップを開催し、室見川水系の自然を生かしたまちづくりについての意見交換、情報共有を図っております。今後はその成果を踏まえまして、ふれあいマップの作成や交流フェスティバルの開催を予定しており、企画から事業の実施に至るまで市民と共働して取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。

◯副議長(安河内洋捷) 竹本農林水産局長。

◯農林水産局長(竹本忠弘) 西区飯盛山地区における森林空間総合整備事業の概要についてでございますが、この事業は林業振興と林業に対する市民の理解を深めるということを目的に実施したものであります。その事業概要につきましては、国の補助を受けまして飯盛山地域約62ヘクタールに林業振興施設として作業道約1,500 メーターを整備しました。あわせて地域の森林の間伐、枝打ちなどを実施しますとともに、市民利用施設として林内歩道、これは登山道でございます。約1,700 メートル、渓流路1カ所、駐車場などを整備いたしております。事業期間は平成10年度から平成12年度までの3年間で、総事業費1億1,300 万円余となっております。なお、整備は市が実施いたしておりますが、地権者の同意、協力をいただき、用地買収などは行いませんで、整備後の管理につきましても、地元において事業の趣旨に沿った自主的な管理を行っていただく計画となっております。以上でございます。

◯副議長(安河内洋捷) 高都市整備局長。

◯都市整備局長(高 泰久) 室見川緑地・河畔公園の整備状況、整備計画でございますが、まず、室見川の河川敷を利用した室見川緑地につきましては、室見橋上流から松風橋までの区間の5.6 キロメートルを都市計画決定しておりますが、西区側の整備は既に完了しております。早良区側につきましては約4.8 キロメートルが完成しておりまして、残り0.8 キロメートルにつきましては平成15年度までには整備を完了する予定でございます。また、室見川沿いの民有地を買収して整備した室見川河畔公園につきましては、既に早良区側の約1.7 キロメートル、西区側の約2.1 キロメートル、全体の整備を完了しております。以上でございます。

◯副議長(安河内洋捷) 小川経済振興局長。

◯経済振興局長(小川三千男) 千石荘に関する御質問にお答えいたします。
千石荘の跡地活用策につきましては、昨年10月に国民宿舎を廃止するという方針を決定して以来、地元の校区連合会の会長や商工会の会長など今日まで何度となく協議は行ってきております。関係者が集まった形での協議というのは、ことしの2月1日に内野校区連合会の会長や石釜町内会長などとの協議が最初でございます。その後、5月14日、7月6日、8月24日、10月5日、10月17日に地元関係者との協議を行っております。協議の相手方といたしましては、8月24日の協議の際に地元の代表を旧早良町の4校区自治連合会の会長と早良商工会会長とするということを確認いただいて以降は、この5名の方を地元の代表ということで協議を行ってまいりました。場所でございますけれども、場所は早良区役所や早良商工会などでございます。当初、地元からは温泉が出るかどうかの調査の要望がございまして本市において調査を行いましたが、残念ながら敷地内には温泉の適地がないということが明らかになりました。その後、地元からはアンケート調査の結果なども踏まえて、地元の集会やグラウンドゴルフなどができ、また、千石荘の顔であった桜やツツジなどを楽しめるような民設民営による高齢者福祉施設の事業着手を早期に実現してほしいとの陳情が10月19日に市長に対して行われております。
アンケートについてでございますけれども、この8月24日に行われた会議で、これは地元の方で中身は作成され、地元4校区でアンケート調査を行うということが決定され、実施されました。結果でございますけれども、大まかな活用方法として、地域住民のいやしの場という選択が39.5%で1位、地区住民の福祉の増進、これが30.3%で2位となっております。また、具体的な活用目的については、温泉など市民のいやしの場として活用するというのが36.1%で1位、高齢者のための福祉施設の用地として活用するというのが28.4%で2位となっております。いずれもいやしの場というのが1位となっておりますけれども、これはアンケート調査の時期が温泉調査の結果が出る前であったということではなかろうかというふうに思われます。
それから、公募を行うことを決定した経緯でございますけれども、10月19日の地元からの要請といいましょうか、要望を受けまして、西助役及び関係局長により庁内に設置しております国民宿舎跡地検討委員会の第3回の会議を11月30日に開催し、公募を行う方針の決定後、福岡市としての意思決定を行ったわけでございます。公募の要件といたしましては4つございまして、1つが高齢者の福祉に資するものであること、2つ目が敷地内に100 人以上の集会施設を整備し市民に対して開放すること、敷地内にグラウンドゴルフ場等を整備し市民に対して開放すること、4つ目が、敷地内の桜、ツツジを保存し、それぞれの花の時期においては市民に対して広く開放すること、この4つの用途をすべて実現するということを条件に民設民営による事業者を公募することとし、跡地については1億5,000 万円で売却することといたしております。なお、建物につきましては、原則として市で除却するということにしておりますが、決定された事業者が建物の大改修を行い活用したいということであれば、協議に応ずるということにいたしております。また、選考いたすわけでございまして、選考基準というのをつくっておりまして、その中で、高齢者のみならず福岡市民にとって有意義な施設であること、旧早良町地区の地域の活性化に役立つものであることなども挙げております。スケジュールでございますけれども、今回の公募につきましては、12月7日に記者発表を行ったほか、12月15日号の市政だよりにも掲載し、来年1月15日に公募を締め切るということにいたしております。その後、1月末ごろに学識経験者、地元住民代表、それに行政による選考委員会を開催いたしまして事業者を決定するということにいたしております。以上でございます。

◯副議長(安河内洋捷) 黒子秀勇樹議員。

◯36番(黒子秀勇樹) まず、特別支援教育についてですが、初めに、適正就学指導のあり方の改善についてお尋ねをします。本市の適正就学相談においては、保護者の意向と判定結果との不一致が約2割程度あるということですが、2割というのは最終的な不一致率にすぎず、近くに特殊学級がないという事情などでやむを得ず了承した事例は含まれていないのではないでしょうか。このような状態を踏まえると、障害の種類に応じた特殊学級の設置や学級の増設が必要であると思います。これからの特別支援教育の場の適正配置について、どのように検討されているのかお示しください。
近年、車いす、歩行器、補装具などの補助具等の性能の向上により、基準上は肢体不自由学校に就学すべき障害の程度に該当する児童生徒であっても、通常の学校で教育を受けることが可能な場合が生じています。医学、科学等の進歩を踏まえ、実態に合致するよう見直しが必要であります。御所見をお聞かせください。また、養護学校や特殊学級及び通常の学級において留意して教育すべき児童生徒の対象範囲を明確にする必要があります。御所見をお伺いします。
養護学校に在籍する日常的に医療的ケアが必要な児童生徒等への対応については、医師、看護婦、養護教諭、保護者による対応など、医療的バックアップ体制のあり方等について検討していると聞いていますが、その検討状況についてお聞かせください。
次に、通常学級に在籍する学習障害LD児やその周辺児に対する特別支援教育についてです。1クラスに1人いるであろうと言われている学習障害LD児やその周辺児の子供たちに具体的に対応できるような支援員の配置や通級等のシステムが必要であると思います。御所見をお聞かせください。
次に、養護学校や特殊学級における教職員の配置についてお尋ねします。本市の1999年度の養護学校教員免許の保有者は、養護学校に配置された教員の31%ということです。全国平均の52%を大きく下回り、特に中、高等部では16%にとどまっています。中、高等学校の教員の採用については教科ごとの採用が行われているので、特殊教育免許を持っていても、採用教科がなければ受験さえもできないという現実があります。これでは中、高等部の特殊教育の免許状の保有率の向上を計画的に行うことは困難であります。養護学校では障害の程度に応じた専門的指導が求められることを考えると、養護学校免許保有者に配慮した採用枠を設けることなどが必要であると思います。御所見をお聞かせください。
また、本市には肢体不自由の養護学校が2校しかありません。1校につき7年までしか在籍できませんので、肢体不自由児の教育の経験年数が14年を超えることはありません。肢体不自由の養護学校については、養護学校の指導を熟知した教師の重点配備や特殊教育に専門性のある教師などについては再度赴任できるように緩和すべきであると思います。御所見をお聞かせください。
次に、学校施設のバリアフリー化についてお尋ねします。本市におけるエレベーターの設置状況は、肢体不自由等の養護学校4校と新設の博多小学校及び箱崎青松中学だけだということです。先日、第1委員会で西長住小学校肢体不自由児特殊学級のエレベーター設置を求める請願審査が行われ、採択されました。お隣の春日市立春日南中学校では、12年度末に肢体不自由の生徒の入学に当たってエレベーター設置工事が行われ、完成しています。本市は平成10年に福祉のまちづくり条例を制定しています。また、昨年から新築されている公民館にはエレベーターが設置されています。学校は地域における最も身近な公共施設です。地域の高齢者やハンディを持つ保護者等が気軽に安心して利用できるように学校へのエレベーターの設置を検討していく必要があります。また、児童生徒の障害の程度に応じ、スロープや廊下、階段等への手すりの設置、障害者用のトイレ等についても整備すべきであると思います。今後の施設整備のあり方等についてお聞かせください。
先日、心身に障害を持つお母さんたちの深刻な悩みを聞く機会がありました。子供たちは友達をつくることもできず、いつも放課後、家でひとり寂しく過ごしています。また、障害児の場合、介護している家族の肉体的、精神的負担ははかり知れません。すべての障害児に地域で安心して利用できる受け皿的な施設が欲しいというお母さんたちの切実な思いでした。来年4月からは学校5日制もスタートし、学校以外で過ごす時間がふえ、子供たちを家庭や地域で支えるという役割がますます大きくなっていきます。学校5日制の実施に合わせ、障害児の放課後や休日の居場所づくりは緊急の課題であると思います。どのように検討されているのかお聞かせください。
次に、早良のまちづくりについてですが、荒平山の山頂付近には山城であった安楽平城の石垣や井戸、お城のかわらの破片などが見られ、当時の面影を残しています。また、東油山や入部、脇山方面からも1時間以内で気軽に登れることから、多くのファンがいます。入部校区の住民がつくる入部校区地域づくり実行委員会は、高齢者の遭難騒ぎや重留方面からの登山道が険しく子供たちが登りにくいため、昨年、案内板とロープを取りつけ、毎年、おやじの会が中心となって荒平山登山会を開催しています。また、早良区の住民でつくるふるさとさわら会は、荒平山を気軽に登れる地元の名所と位置づけ、一昨年、山頂に安楽平城の歴史や規模、構造などが書かれた案内板を設置しました。また、登山客から荒平山からさらに足を伸ばして散策を楽しみたいとの要望にこたえて、このたび、同メンバーは道案内板の製作に取り組み、何度も登山を繰り返し、登山道を確認し、歴史案内板の近くに取りつけたということです。同会は、荒平山を小中学校の遠足や歴史の実践教育の場にも利用してもらいたいという思いから、今後、植樹や登山道の整備も計画をしています。そこでお尋ねしますが、飯盛山ふるさとの森の事業手法を荒平山に導入することはできないのかお伺いします。また、飯盛山ふるさとの森の整備後の活用状況と今後市としてどのような支援を考えておられるのかお聞かせください。
次に、室見川緑地・河畔公園の整備についてです。まず、室見川緑地のバリアフリー化についてお尋ねします。室見川の堤防から緑地へおりる階段が整備されていますが、勾配が急で、手すりも設置されていません。高齢者や体の不自由な方には利用しづらく、危険性が高いことを考えると、スロープ化や手すりなどの設置が必要であると思います。御所見をお聞かせください。
次に、室見川西区側園路の連続性の確保についてお尋ねします。早良区側は室見橋あたりから橋本橋付近までジョギングコースが整備されています。しかし、西区側は数カ所で園路が分断されており、一たん堤防上の道路へ上がらないと通行できない状況があります。西区側についても園路の連続性を確保すべきと思います。御所見をお聞かせください。
次に、千石荘跡地の公募に至るまでの経緯についてお尋ねします。まず、跡地については売却することとし、民設民営による事業者を公募するということです。売却価格の1億5,000 万円の根拠と、貸与ではなく売却に至った経緯についてお聞かせください。
次に、公募に当たっての用途として、1、高齢者の福祉に資するもの、2、100 人以上の集会施設を整備し、市民に開放すること、3、敷地内にグラウンドゴルフ場等を整備し、市民に開放すること、4、敷地内の桜、ツツジを保存し、市民に広く開放することとしていますが、アンケートの結果を見ると、活用方法について最も回答が多かったのは地域住民のいやしの場所であり、活用の目的についても温泉などの市民のいやしの場所であります。市民の方から、アンケートの結果が今回の4つの用途に反映されていない、民間に売却して果たして確実に実現されるのか不安である、市が責任を持って跡地の活用を図るには民間に貸与する方法等を選択すべきであるという声があります。公募に当たっては、初めに売却ありきではなく、民間貸与という選択肢があってもいいと思います。また、用途についても幅広く民間の発想や知恵を生かすためにもう少し幅を広げるべきだと思います。御所見をお伺いします。
以上で2問目を終わります。

◯副議長(安河内洋捷) 生田教育長。

◯教育長(生田征生) 障害児教育の場の適正配置についてでございますが、特殊学級の設置等につきましては、対象児童生徒数の推移や、あるいは市内におきます適正な設置、それから特殊学級の設置要件等から総合的に検討し、新設や学級増を行ってきたところでございます。今後とも、障害の種類や程度に応じた障害児教育の充実を図るために特殊学級のあり方やあるいは設置のあり方等について検討を進めてまいります。
次に、就学基準の見直しや留意して教育すべき児童生徒の対象範囲ということでございますが、現在この点につきましては国において検討が進められております。教育委員会としましては、その動向を見ながら対応してまいりたいと考えております。
それから、医療的ケアにつきましては、本市障害児教育検討委員会におきまして早急に対応すべき課題として、国における調査研究をしっかり視野に入れながら、医療的ケアの学校体制やあるいは児童生徒への対応等について、専門的な視点から多面的に検討を現在いたしておるところでございます。
それから次に、学習障害児などの支援についてでございますが、現在、国におきまして、平成14年度までの予定で校長や学級担任などから成ります校内委員会や、あるいは医者や心理学者などの専門家から成ります専門家チームを設置して、学習障害児などの支援体制に関する調査研究がモデル事業として行われております。このような国の動向を見ながら、本市障害児教育検討委員会において、学習障害児などに対する指導内容や学校体制のあり方について、専門的、多面的に検討を行っております。教育委員会としましては、その最終報告を受け、学習障害児などへの対応を十分に図ってまいります。
それから、養護学校教諭免許保有者に配慮した採用をとのお話でございました。教員の採用につきましては、各学校の活性化を図るとともに、教育力を高めるため、小中学校と養護学校との人事交流を進める必要があるという観点から、小学校と中学校の試験区分の中で養護学校もあわせて教員採用試験を実施しているところでございます。養護学校の教員の採用のあり方につきましては、養護学校の実情を踏まえて今後とも研究をしてまいります。
それから次に、肢体不自由養護学校の教員の人事についてお尋ねがございましたが、養護学校教員の配置につきましては、養護学校教諭免許の有無や専門性に配慮しながら、障害児教育に対する熱意等を考慮して人事配置に努めているところでございます。それから、肢体不自由養護学校の教員の再赴任についてでございますが、教員に多様な経験を積ませ、各学校の活性化を図るなどの観点から、小中学校の教員と同様に同一校の勤務年数に期限を設けて人事異動を行っているところでございます。肢体不自由養護学校教員の人事につきましては、養護学校の実情を踏まえ、今後とも研究をしてまいります。
それから最後に、学校の施設整備、とりわけ施設のバリアフリー化についてでございます。校舎の新築、増改築や大規模改修を行う際に、福祉のまちづくり条例の趣旨を踏まえまして、昇降口等のスロープや廊下、階段等の手すりの設置、あるいは障害者用トイレの整備を行っているところでございます。また、在校する児童生徒の実態に応じまして、教室の床、黒板などの改造や、あるいは冷暖房の整備などを行っております。議員お示しの肢体不自由特殊学級の設置校であります西長住小学校につきましては、現在エレベーターの設置について鋭意検討を進めているところでございます。今後とも、福祉のまちづくり条例や児童生徒の実態を踏まえ、適切な教育環境の整備に努めてまいります。以上です。

◯副議長(安河内洋捷) 脇阪保健福祉局長。

◯保健福祉局長(脇阪佳秀) 放課後とか休日の居場所づくりにつきましては、障害を持った方々の施策の責任ということで私の方から答弁をさせていただきますが、障害を持ったお子さんの休日の居場所の確保は大変重要な課題であると認識をいたしております。せんだっても中央養護学校を私も視察をいたしましたときに、夏休みの居場所とかそういったものが課題であるというふうに伺っております。私どもとしましては、障害を持った子供さんたちはその障害の種類とか程度とか、あるいは特性に応じた場所の確保とか人的配置、そういったものが必要でありますので、早急に教育委員会と協議をいたしまして検討してまいりたいというふうに考えておるところでございます。以上でございます。

◯副議長(安河内洋捷) 竹本農林水産局長。

◯農林水産局長(竹本忠弘) 飯盛山の事業手法を荒平山地区に導入できないかということでございますが、この地域一帯が国有林でありまして、また、水源涵養保安林に指定されておりますために、保安林指定の目的である森林の全面的な保全という観点などから、飯盛山と同様な事業手法の適用は困難であろうと考えております。しかしながら、森林の保全や市民利用の促進などの観点から、現在、地元で進められております荒平山の植樹や既存の登山道の維持管理などにつきましては、地権者であります国と協議を行いながら、区役所、関係局と連携して支援策の検討を行ってまいります。
次に、飯盛山ふるさとの森の整備後の活用状況でございますが、地元におきまして飯盛山を愛する会が発足し、平成12年度は同会の主催により飯盛山ふるさとの森開設記念式典が開催されまして、作業道などへのガクアジサイ等の記念植樹、記念登山会などが行われております。今後はカブトムシの森づくりなど、地元によるさまざまな活動が行われることになっております。市としての今後の支援につきましては、管理運営体制を初め、地元の自主的活動を側面から支え、この森林空間が広く市民が自然に親しむ場として、また、林業に理解を深めていただく場となるように支援してまいりたいと考えております。以上でございます。

◯副議長(安河内洋捷) 高都市整備局長。

◯都市整備局長(高 泰久) 室見川緑地のバリアフリー化につきましては、一部ではスロープの設置や階段における手すりの設置などを行っておりますが、治水上の理由から河川ののり面の取り扱いにはさまざまな制限がありまして、十分な対応が困難な状況であります。今後とも河川管理者であります県と協議を行いながら、治水上の問題のない箇所につきましてはスロープの設置等のバリアフリー化を進めてまいりたいと考えております。
それから、室見川緑地の西区側の園路につきましては、室見川に流入する河川の形態とか室見川に設置された堰の構造によりまして西区側の高水敷が分断されており、園路の連続性が確保できていない状況でございます。今後は橋梁等の設置による園路の連続性の確保に向けて、可能な場所におきましては河川管理者である県と協議を進めてまいりたいと考えております。以上でございます。

◯副議長(安河内洋捷) 小川経済振興局長。

◯経済振興局長(小川三千男) 千石荘の御質問にお答えいたします。
まず、跡地の売却価格につきましては、福岡市不動産価格評定委員会の決定でございます、更地としての価格である1平方メートル当たり3,765 円に基づいて決定をいたしております。売却に至った経緯につきましては、先ほど申し上げましたとおり、地元からの要望を受け、庁内に設置いたしております国民宿舎跡地検討委員会で売却して事業を進める方針の決定後、本市としての意思決定を行ったものでございます。
それから、跡地は貸与の方法もあるのではないかという御質問でございます。もちろん本市といたしましても、貸与という選択肢についても検討いたしましたが、地元からは後の事業について早期に事業に着手してほしいという強い要望が出されております。現在、現下の本市の厳しい財政状況等を勘案いたしますと、本市による早期の事業着手というのは非常に難しいと、また、民間でできるものにつきましては、できるだけ民間活力を導入していくという視点も踏まえまして、民設民営による事業者を公募するということによりまして、早期の事業着手を実現できると判断したものでございます。また、民設民営による事業の場合は、土地についても民間の方が所有するということが自然であるということ、売却であれば土地を活用しての事業資金の調達など事業者にとって事業化が図りやすい面があること、また売却であっても、公募要件の4つ目に挙げておりますとおり、千石荘の桜やツツジなどの豊かな自然を保存することができるということを判断したことなどから、売却ということにしたものでございます。
また、跡地の用途について、もう少し幅広く検討すべきではないかということでございますが、今回、国民宿舎を廃止し、地元の方と跡地の活用策について協議を行ってきたところでございますけれども、地元からは何とか早期に後の事業を実現してほしい、また、用途についても高齢者の福祉に役立つように使ってほしいという要望があっております。私どもといたしましても、このような地元の要望を切実なものというふうに受けとめまして、地元の要望を一日も早く実現したいという考え方から、今回の公募を決定したところでございます。御理解をいただきますようよろしくお願いを申し上げます。以上でございます。

◯副議長(安河内洋捷) 黒子秀勇樹議員。

◯36番(黒子秀勇樹) 3問目に入ります。
私は今回質問するに当たって、障害児教育ではなく、特別支援教育という表現にいたしました。これからの特殊教育は、障害のある児童生徒の視点に立って、1人1人のニーズを把握し、必要な支援を行うという考えに基づいた対応を図る必要があります。また、障害の重度、重複化や多様化を踏まえ養護学校等における教育を充実するとともに、通常の学級の特別な教育的支援を必要とする児童生徒に積極的に対応することが求められています。本市におけるこれからの障害児教育は、養護学校や特殊教育の教育として限定するのではなく、1人1人の子供の人格や個性を大切にした通常の教育を支える特別の支援教育が必要になってくるのではないかと思います。21世紀の本市の特別支援教育のあり方について教育長の決意をお聞かせください。また、障害児の放課後や休日の居場所づくりについては、市長に答弁をお願いします。
まちづくりについてですが、まちづくりを進めていく上で重要なことは、行政主導から市民が主役の市政への転換を図ることであります。横須賀市では市民をまちづくりのパートナーと位置づけ、まちづくりを市民とじっくり対話しながら共働して進める体制づくりを行うとともに、市民の自主的な活動を促進することにより市民の参加意識の高揚と多様な交流のある魅力的なまちづくりを行うための市民共働型まちづくりを進めていくために市民協働推進条例を策定しています。条例は、「市民協働を推進するため、情報を共有するとともに、相互に参加及び参画を図らなければならない。」こと等を基本理念としています。また、基本理念に基づいて市民の役割と市の役割についても定めています。本市も市民の自主的な行動のもとに市民と行政がよきパートナーとして連携し、それぞれの知恵と責任でまちづくりに取り組むべきであります。そのために特定の偏った市民の参画だけではなく、より多くの市民が意見を表明できるような場づくりが必要であります。一部のリーダーが了承すれば地元の合意が得られたとするのは、市民と共働のまちづくりを進めていくことに対する市の責任の放棄と言わざるを得ません。市民と共働のまちづくりを進めていくためには、市民と行政の双方の信頼関係が確立されなければ実践することはできないと思います。そして、双方の信頼を基盤に、まちづくりの構想、計画、実施、運営、すべての段階で十分な合意の形成と協力を図ることが必要であります。最後に、山崎市長に市民と協働のまちづくりに取り組む決意をお伺いして、質問を終わります。

◯副議長(安河内洋捷) 生田教育長。

◯教育長(生田征生) 21世紀の本市の特別支援教育のあり方のお尋ねについてでございます。今日、ノーマライゼーションの進展によりまして、障害のある人もない人も、ともに手を取り合って生活をしていこうとする理念が浸透しつつあります。国におきましては、その実現に向けてさまざまな施策が行われております。こうした中で、本市では21世紀の子供たちを健やかにはぐくむために、昨年7月に策定をいたしました福岡市教育改革プログラムの中に障害児教育を取り上げました。障害児のための医療や福祉の充実とともに、障害のある児童生徒の教育の充実を図っているところでございます。教育委員会といたしましては、今後の国の施策動向を踏まえ、また本市障害児教育検討委員会からの最終報告を受けまして、障害のある児童生徒の将来における社会的自立と社会参加を目的として、本市障害児教育が今後とも児童生徒1人1人のニーズやあるいは障害の種類、程度に応じ適切に行われるように、より一層努めてまいります。以上です。

◯副議長(安河内洋捷) 山崎市長。

◯市長(山崎広太郎) 議員御指摘のとおり──障害児教育と申させていただきますが、この分野においては、教育と福祉の連携が必要不可欠だという認識を私自身深めさせていただいております。したがいまして、今後教育委員会と保健福祉局との協議という形をとってまいりたいと、このように考えております。その場づくりでございますが、放課後や休日の障害児の居場所づくりにつきましては、子供の健やかな成長や御家族の負担の軽減を図るためにも必要であると認識しておりまして、その実現に向けて取り組んでまいりたいと、このように考えております。
それから、市民と共働のまちづくりの観点からの御質問でございました。まちづくりに限らず、今後の行政の手法として、市民あるいは民間と共働、コラボレートによって行政目的に向かって事業を進めるということが基本的に必要だと、このように思っております。特にまちづくりにつきましても、例えば、ワークショップ方式なんかが定着しつつあります。やっぱり市民の皆さん方と一緒にその地域の公園をつくるということ、それによってその後の公園の清掃を市民の皆さん方が自主的にやるとかあるいは非常に活用していただくとか、そういう大きな効果を生むものでございまして、いずれにしても、市民と行政との共働ということに向かって、現在行政側としても意識改革、あるいはシステムづくりというか、手法づくりということに取り組ませていただいております。
千石荘につきましては、もっと広くというお気持ちでの御質問であると、このように思いますが、あの千石荘は旧早良町がつくった国民宿舎ということもございまして、やはり旧早良町の意識をどう取り入れていくかということが主眼であったと、このように思っておりまして、それなりに御意見を取り入れながら、今のような方向でやるということを方向づけをさせていただいた次第でございまして、御理解をいただきたいと思います。